使用済み自動車の引取り、車輌入庫

事故や故障で、走行が不能なお車は、車輌専用積載車や、クレーン付きのトラックにてお客様のもとまでお伺いいたします。
まだ走行可能なお車であれば、直接乗ってお持ち込みいただいても大丈夫です。
また当社ではバーコードによる解体の工程管理システムを独自に開発し、1台1台管理し解体を行っています。問い合わせに対して、今どの工程で作業をしているのか瞬時にわかります。

フロンガス回収

まずはじめに、フロンガスを抜き取りを行います。
同時に、タイヤとバッテリー、ブレーキオイルなどを回収します。
このうち、外したタイヤは、タイヤシッョプで中古タイヤとして販売しています。
回収されたフロンガスは、メーカー指定の破壊施設に送り無害化処理をしています。

国内向け部品の取り外し

フロン回収を終えた車は、国内向け部品の取り外しを行います。
取り外しを行わない車は、海外向け部品の取り外しへ進みます。
バンパー・フェンダー・ドア等の外装部品を取り外します。
おもな取扱商品につきましては、「部品販売」のページをご覧ください。
部品の取り外しとともに、エアバックの無害化処理も実施しています。

海外向け部品の取り外し

外装品に加え、ノーズカット、ハーフカットなどの部位による取り外しを行います。
また、サスペンションの部品や、ドライブシャフト等も取り外します。
エアバックの無害化処理も実施しています。

廃油、廃液の回収

ガソリン・軽油などの燃料、エンジンオイル・不凍液、抜き取り回収します。
回収しないと、火災などの原因になるだけではなく、河川などへの流出による公害を防ぐためにも、できる限り回収を行っています。

エンジン取り外し

エンジンを取り外します。
損傷が無いエンジンは、輸出向けに出荷します。
損傷があるエンジンや需要がほとんど無いエンジンについては、アルミなどの素材としてリサイクルされるため出荷します。

ニブラー作業

ニブラーを使用して、手作業では時間のかかる、金属、非鉄金属類の取り外しを行います。

プレス

リサイクルできる部品を取り外したボディをプレス機に投入します。
約300tの圧力でプレスし、ブロック状の鉄の塊になります。
1サイクル5分で、プレスを行っています。

出荷

プレスされた自動車は、シュレッダーマシーンを持つシュレッダー会社へ出荷します。 出荷先では、この塊を細かく破砕し、素材別に分類し金属、非鉄金属、貴金属としてリサイクルされます。シュッレッダーダストと呼ばれる、樹脂、ガラス、布、ゴムなどは、焼却後、管理型の最終処分場へ埋め立てられます。